パーマリンクの付け方とは?SEO対策で差を付けるURLの設定

SEO対策

SEO対策では、タイトルやHタグ、ディスクリプションなどの設定が話題に上がりがちですね。しかし、その他にも設定を見直すべき項目は多くあります。

例えば、画像ファイルの軽量化、HTMLコードの無駄を削除する事、サイト内リンクの見直しや、パーマリンクの設定等です。

その他にも多くの見るべきポイントがあり、それぞれについては別の記事で詳しく説明していきますが、今回の記事では最後に挙げたパーマリンクの設定について解説していきます。

この記事を読むことにより、ご自身のサイトの修正が必要だと認識されることでしょう。なぜならば、意外と多くのサイトでパーマリンクの適切な設定を行っていないからです!

パーマリンクという、SEO対策としては非常に地味な部分ではありますが、正しく設定する事でライバルと少しでも差を付けていきましょう。

パーマリンクとは?

パーマリンクとは、サイトの各ページのURLの事を指します。パーマネントリンク(Permanent Link)の略ですが、英語でパーマネントとは「永続」とか「恒久」という意味があります。

美容室などでかけるパーマも、形の崩れないウェーブという意味でパーマネントウェーブと呼ばれていますが、リンクについても同様で、ページが増えていっても永続的に変わらないリンク(URL)の事をパーマリンク・パーマネントリンクと呼んでいるわけですね。

Google推奨のパーマリンクの付け方

まずは本ページのパーマリンクを見て頂けますか?通常は上のアドレスバーにURLの記載があります。

恐らく、「web-shuukyaku.com/seo/permalink-settings」という記載になっているかと思います。実はこのパーマリンクの付け方はGoogleの推奨する設定に合わせたものになっています。

Googleが推奨するURL構造は、シンプルで分かりやすい構成のようです。以下の様に説明されています。

サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。

引用元:https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/url-structure?hl=ja&visit_id=637902627513281031-1012404778&rd=1

Google推奨として挙げられている設定

上記の引用元URL内には、幾つか抑えるべきポイントが挙げられていますので、まずはGoogleが推奨するポイントを説明していきます。

シンプルで分かりやすい単語をURLに使用する

本ページの「permalink-settings」というURLは、「パーマリンク」の「設定」に関する記事という事で付けました。このように、その記事の主要キーワードを挙げて、パーマリンクに設定することは重要です。

英単語を使用する際には、間違った綴りにならないように気を付けましょう。Google翻訳などを使用し、使いたいキーワードを翻訳してから使えば間違いないですね。

キーワードをハイフンで区切る

Googleはキーワードごとにハイフンで区切ることを推奨しています。「permalink-settings」がまさにその設定ですね。

繋げて表記してしまうと、Googleのロボットはどこで区切るか判断できないこともあります。また、違う所で区切ると別の意味になってしまう事もあるでしょう。

Google非推奨として挙げられている設定

次にやってはいけない、Google非推奨ポイントについて説明していきます。

判読できない長い ID 番号を URL に使用する

これはどういったリンクかというと、例えば以下の様なリンクです。

Web-shuukyaku.com/%e6%a5%ad%e5%8b%99%e5%86%85%e5%ae%b9

これが何と書いてあるかというと、実は「Web-shuukyaku.com/業務内容」という日本語を使ったURLなのです。ワードプレスなどを使用していて、日本語でページタイトルを記載した場合など、このような分かりにくいURLになる問題が出てくるわけです。

ブラウザの画面上では「ウェブ集客.com/業務内容」といった具合に分かりやすく表示されるため、一見問題がないように思うかもしれませんが、Googleロボットからすれば、判読できない長いURLという事になってしまいます。

日本語での表記ではなく、しっかりと英語で短く表記するようにしましょう。

ちなみに、どうしても日本語で表記したいという場合には、ローマ字で入力した日本語を設定する事ができます。例えば、shuukyaku(集客)などですね。

アンダーバーを使用する

permalink-settingsのように、キーワードを分ける際などに記号を使いますが、ここにアンダーバーを使う事は非推奨だと述べられています。

これには明確な理由があって、Googleではキーワードを区切るのはハイフンというルールが決められているようです。例えば、Google検索で英語の検索してみるとよく分かります。

以下がpermalink-settingsの検索結果です。

以下がpermalink_settingsの検索結果です。

ハイフンで区切った場合には、パーマリンクというキーワードと設定というキーワードが分かれて検索されていますが、アンダーバーで区切った場合には「permalink_settings」というキーワードで検索されていることが分かると思います。

しっかりとキーワードを強調させるためには、ハイフンで区切る必要があることが理解できますね。

パーマリンク設定についての注意点

パーマリンク設定のルールについては理解頂けたと思いますが、実際に修正していく上では注意点があります。

新規ページ扱いになりGoogleからの評価がゼロになる

URLとは住所のようなものです。そして、上述したように永続的に変わらないものという扱いですので、パーマリンクを変更しURLが変わると、それは別ページという扱いになります。

そうすると、今まで積みあがったGoogleからの評価(インデックス、被リンク等)がゼロになり、上位表示に影響が出てきます。

まったく上位表示できていないページなら気にする必要はありませんが、すでに上位表示できているページを変更する場合には、慎重になる必要があります。むしろ、結果が出ているページでは変更しない方が良いと言えます。

被リンク数がゼロになる

Googleからの評価には被リンク数も含まれますが、そもそも被リンクとは、そのページURLへのリンクです。そのため、パーマリンクを変更しURLが変わってしまえば、もちろん今まで付いた被リンクがゼロになるのは当然です。

どの程度被リンクが付いているか、大まかにはサーチコンソールなどのツールを使用すれば確認する事ができます。

リンク先を追って、再度リンクを付けてくれるようお願いできるのであれば良いですが、全ての被リンクを確認できるわけでもないと思います。

あまりに多くの被リンクを獲得している場合には、その評価をゼロにするのはあまりにもったいないので、やはりパーマリンクの変更は避けた方が良いでしょう。

内部リンクも貼り直しが必要

内部リンクについては自分で修正できる部分ですが、全ての記事に、どのリンクを付けたかを覚えている人は少ないと思います。

ということは、一つ一つの記事を目視で確認し、パーマリンクを変更した記事へ内部リンクが付いていたら、それを一つずつ修正していく必要が出てくるという事です。

かなり手間のかかる作業となりますので、これも結果の出ていないページにとどめておくのが良いですね。

まとめ:パーマリンク設定は状況に応じて変える

パーマリンクの正しい設定について解説してきましたが、考えてみると後から修正するにはネガティブな要素が多い事も分かると思います。

とはいえ、サイト全体として成果が出ていないのであれば、思い切って全てのページのパーマリンクを変えていく事は有効だと思います。

インデックスされにくいページも、パーマリンクを変更することでインデックスされたという話も聞きますので、現状のインデックスページを調べて、インデックスされていないページに絞ってパーマリンクを変更するのも良いと思います。

しかし、PVを稼いでいるページのパーマリンクを変更してしまうなら、大打撃に繋がりかねないことは覚えておきましょう。

SEO対策の基本は、成果の出ていない所からテコ入れしていく事です。パーマリンク設定についても、その基本を忘れることなく、修正を行ってみてください。

質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください!

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