Googleの考えるE-A-Tの高め方とは?【最新SEO対策の考え方】
私は、出張型のパソコン修理業者として事業を運営しつつ、そこで成功した集客ノウハウをWEB集客ドットコムにてお伝えしております。
その経験から、実店舗を持っていたり、何らかの事業に取り組まれていたりする方への教育ビジネスを行っているわけですが、今回お伝えしたいのが、サイトを露出していくためのSEO対策において、最近特に重要になってきているE-A-T「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)」です。
この部分に関しては、一般的なSEO対策として行っている内部対策や外部対策とは、少し考え方が変わってくるものとなっています。また、何を行ったらよいか分からないというお声も届きますので、具体的にどのようなE-A-T対策ができるのか、まとめていくことにいたします。
目次
E-A-Tとは?
上述したように、E-A-Tとは「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)」の略称です。より専門的な内容で、その分野で権威性のある人物が、信頼性のある記事を執筆する事が求められるようになってきているわけです。
Googleの意向を考えれば、なぜそのようになってきているかが分かります。
GoogleにE-A-Tが必要な理由
公式に発表されているGoogleの意向、つまり運営方針は以下のようなものです。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
引用元:https://about.google/philosophy/?hl=ja
Googleのトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。
つまり、検索ユーザーが迷うことなく、正しい情報にたどり着くことがGoogleの意向となっているわけですね。これはGoogleのビジネスモデルを考えても理解することができます。
Googleは広告収益で売り上げを作っています。つまり、より使いやすい検索サイト、サービスを作って利用者を増やすことにより、より広告を使ってもらうことができるという流れです。
また、単純にGoogleが巨大企業になったため、その責任が重くなってきたということもあります。例えば、2017年12月より、健康アップデートと呼ばれる「医療や健康に関連する検索結果の改善」が実施されてきました。
YMYL(Your Money or Your Life)といって、健康とお金に関する内容については、特に専門分野の企業や人物でしかGoogleの上位には表示できないようになってきています。
現在、検索する人の多くがGoogleで検索してサイトにたどり着きます。そのGoogleが適当なサイトを上位表示させることで、健康被害や金銭被害を被ったとなれば、最悪の場合訴訟などの問題につながりかねません。
このようにGoogleの責任が重くなってきた経緯もあり、E-A-Tの必要性が増してきています。
効果的なE-A-Tの上げ方【専門性、権威性、信頼性】
一口にE-A-Tといっても、その中には専門性、権威性、信頼性という3つの要素が絡んできます。まとめて上げられることもあれば、一つしか上げられないということもあるでしょう。
しかし、SEO対策にはE-A-Tが必須です。できることは一つでも行っていきましょう。なるべく具体的に、E-A-Tを上げるための方法をまとめていきます。
専門性(Expertise)を上げる要素
専門性には何が含まれるか。専門性というキーワード自体がヒントになっていますが、具体的には以下のような要素が関係しています。
サイトの内容を超特化と言えるまで絞る
あなたが考える専門性の高いサイトとはどんなサイトでしょうか?恐らく想像するのは、何かに特化したサイトになってくると思います。例えば、何かの資格に合格するための情報だけが掲載されているサイトや、特定のお店の情報だけが掲載されているサイトです。
この何か一つだけを取り扱ったサイトというのは、専門性が上がるといえます。余計なことは書かず、一つの情報だけに特化しているということですね。ここからやってはいけない事がはっきりします。つまり、関係のない記事を書かないということです。
あなたが取り組んでいる事業、それに関する記事だけを上げ続けることにより、専門性を高めていくことができます。
一次情報を積極的に配信する
一次情報とは、自分が体験・体感したオリジナルの情報です。例えば、新製品を買った上で使ってみた感想や、他に出回っていないノウハウ、人気のスイーツを食べた際のレビューなどですね。
よく知られている内容を記事にしなければならない場合でも、一次情報を積極的に追加していくことでオリジナリティのある記事に仕上がってきます。
テーマを絞った内容+一次情報=専門性のあるサイト・記事という図式が成り立ちます。
強い専門性を取り入れる奥義!専門家への取材
同じ内容を書くにしても、名もなき執筆者が書いたのと、専門家の名前が記されているのでは大きな違いが出てきます。すでに自分がよく知っている内容で、素晴らしい記事が書けているとしてもです。
全てとは言わなくても、記事を執筆する際に、専門家への取材内容が入っているならば一気に専門性が増します。業界にもよりますが、意外と電話や手紙での取材を受け入れてくれる所は多いです。
この記事は絶対上位表示させたい!というキラーコンテンツには、是非専門家への取材記事を入れて、その専門家の名前を出すなら、専門性を高めることができます。
権威性(Authoritativeness)を上げる要素
一般的に権威性と言えば、地位や権力が高かったり専門知識を持っているなどで、ある人(企業)の言うことを無意識のうちに信頼してしまうような人間の性質を表します。
サイト運営においては、どのように権威性を上げることができるでしょうか。
執筆者、運営会社を詳細に記載する
何かの専門家なのであれば、それを積極的に記載してアピールしていきましょう。良く記事の終わりに執筆者の紹介が掲載されているのを見かけると思いますが、権威性に一役買っているといえるでしょう。
しかし、どうせならリード文(記事冒頭の文章)にも織り込めると良いですね。ブログ記事を最後まで読んでくれる確率は意外と低いからです。
「○○の専門家である○○がご紹介いたします。」など、ある程度分かっている人が書いた記事なんだということが分かるようなリード文になっていると、より権威性が増すので読み手への安心感を提供できます。
また、運営しているのが会社・企業でも同様です。何をやっている会社なのかを、会社概要ページだけでなく、サイト内の目に入る領域に記載していくなら権威性を上げることができます。
専門家監修で強力なコンテンツを作成!
上に書いた「強い専門性を取り入れる奥義!専門家への取材」と同じような内容になりますが、専門家監修の記事は、やはり権威性が違います。
専門家への取材は、あくまでも記事コンテンツの一部分の専門性が上がるだけですが、専門家監修の記事は、ある意味その全てが専門家の意見となるため、権威性が上がります。
もちろん、監修してくてる専門家を探したり、費用がかかったりしますので、簡単にできる事ではありません。しかし、専門家とは言わないまでも、記事にしたい内容に関して、自分よりも精通している知り合いなどはいないでしょうか?
誰もが知っている専門家でなくても構いませんので、自分以外の詳しい人に監修してもらい、その方の紹介を入れておくのも権威性を上げる方法の一つです。
権威性には何といっても被リンク・サイテーション
権威性が必要なのは、検索ユーザーに対してだけではありません。やはり、ここでもGoogle対策が必要で、そのために必要なのが被リンク・サイテーションです。
被リンクとは?
被リンクとは、他のサイトから、自分のサイトへのリンクを付けてもらうことです。これは自然的には発生しません。あなたも、どんなに気に入ったサイトがあったからと言って、自分のサイトにリンクを付けるということは滅多にないはずです。
そのため、自分の運営するサイトがある程度の完成度になったら、関係する企業、メーカー、話題を取り扱っているサイト運営者などに、リンク付けのお願いメールをしてみると良いですね。
例えば、自分のサイト記事で、あるグッズをべた褒め、かつ詳細に紹介してあるとします。それが宣伝やメリットになると判断されれば、相手が企業だったとしてもリンクを付けてくれるかもしれません。
リンク付けをお願いするときには、相手のメリットを考えることが非常に重要です。
サイテーションとは?
サイテーションとは、サイト名、筆者名、ブランド名、など、固有名詞を記載してもらうことです。リンクが付いていなくても、名称が書かれているだけでもSEO効果があると言われています。
サイテーションは被リンクに対して自然的に発生しやすいと言えます。あなたも、何かの製品、サービスに関して、ブログやSNSで書いたことがあるかもしれませんね。
逆に言えば、リンク付けと違ってお願いしにくい部分になるとも言えます。サイテーション効果を上げるためには、まず、呼びやすい(書きやすい)名称を考える事が必要です。
そして、ブランディングをしていく必要がありますので、SNSをうまく活用して認知度を上げていくなら、サイテーション効果が上がり、権威性を増すことができますね。
被リンクとサイテーションに関しては、検索ユーザーよりもGoogleが認識する領域です。ある意味一番重要な部分となりますので、手を抜かずに考えていくことが必要です。
信頼性(Trustworthiness)を上げる要素
あなたはどんな人や企業を信頼しますか?実はサイトにおける信頼性も、それと同じ考え方が必要です。あくまでも一般的な信頼性を上げる施策が、サイトの信頼性を上げる施策なのです。
コンテンツ更新への気配り
記事の更新日を気にされたことはありますか?普段をそこまで気にされることが少ないとは思いますが、それでもあまりに古い記事を見かけた時には、無意識に離脱して、他のページを探したりしているかもしれません。
最初に書いたのがずいぶん前だったとしても、情報は更新されていくものです。ですから、新しい情報が出たらしっかりと記事に追記して、更新日が新しく表示されるようにするなら、信頼性を上げることができます。
そのために、前提として記事の投稿日や更新日が表示されるような設定にしていることが必要です。全く日付が表示されていないというサイトは、是非日付を表示してみてください。
必要なサイト設定を行う
必要な設定には何があるでしょうか。例えば、SSL化です。SSLとはSecure Sockets Layerの略で、インターネット上で暗号化してやり取りをする仕組みです。つまりはセキュリティが増すわけですね。
SSL化に伴ってURLもhttp://からhttps://に変化しますし、chromeなどのブラウザでは鍵マークが表示されて安心感が出たりします。
GoogleもSSL化するように公式に発表していることからも、その重要性が分かると思います。
Google は過去数か月にわたり、暗号化された安全な接続をサイトで使用していることを検索のランキング アルゴリズムのシグナルとして考慮するテストを実施してきました。このテストで十分な結果が得られたため、Google はランキング シグナルとして HTTPS を使用することにしました。
引用元:https://developers.google.com/search/blog/2014/08/https-as-ranking-signal?hl=ja
そのほかには、サーチコンソール、マイビジネスなどの、各Googleサービスにしっかりと登録することにより、信頼性を上げる事ができます。
記事には正確な引用を用いる
記事内で何かについて説明する際に、公式サイトから引用したりすることもあると思います。まさに上のSSLに関する項目では、Googleから引用してきています。
このように、出所がきちんとしている情報を引用することが信頼性を上げる事につながります。また引用方法にも気を配ることができます。
他の文字と同じ表示にしていると、それが引用なのかが分かりにくいため、はっきりと差別化して記載することが重要です。「」や“”などで囲ったり、htmlで言うと、
ある程度の長文を引用するときにはblockquoteタグを使って <blockquote>ここに引用文を記入</blockquote>と記述したり、短い文を引用してテキストの一部に使いたいときには quoteタグといって <q>ここに引用文を記入</q>という記述ができます。
そして、引用したなら、必ず引用元を表記する必要があります。著作権にも引っかかってくるからですね。
その際には、 citeタグを使ってどこから引用してきているのかを示すことができます。<blockquote cite=”ここにURLを記入”>ここに引用文を記入</blockquote>という記述方法になります。quoteタグでも同じ使い方ですね。
この方法はあくまでもhtml的に表示するためのもので、実際の記事には引用元が表示されるわけではありませんので、検索ユーザーにも分かるようにテキストでも「引用元:URL」という一文を追加しておくことは、検索ユーザーにとっての信頼性を上げることにつながります。
今やE-A-Tは必須対策です
ここまで、Googleの考えるE-A-Tの高め方とは?【最新SEO対策の考え方】として記事を書きました。E-A-Tというと、ある程度専門的な記事にしか必要のない対策だと思っていたかもしれません。
しかし、こうやって各項目を考えていくと、どんな記事にも必要な対策であることが分かると思います。全てを一気にできないにしても、変えていけるところが一つでも見つかったなら、すぐに対策してE-A-Tを高めていきましょう。
一つ一つの対策が、結果として大きなSEO対策への繋がっていきます。
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